自己処理型水洗トイレTOWAILET(トワイレ)

防災対策

自己処理型水洗トイレTOWAILET(トワイレ)

会社名(担当部署)
ニシム電子工業株式会社 トワイレ事業推進部
お問合せ先電話番号(FAX)
092-984-4186(FAX:092-482-2498)
お問合せ先住所
福岡県福岡市博多区美野島1-2-1

概要

ライフライン(上下水道、電気)が寸断された場所でも、置くだけで使える「自己処理型水洗トイレ」
・浄化処理技術と再生可能エネルギー蓄電システムを搭載
・IoT機能によりトイレの稼働状況や装置の運転状態を遠隔で確認できるため、効率的な運用保守が可能
・SDGs項目6「安全な水とトイレを世界中に」の達成に貢献
・国土交通省 快適トイレ認定品のため、一般的な仮設トイレと比べて、より普段利用のトイレ環境に近い快適で衛生的な空間を提供。
・国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)登録
・内閣官房 国土強靭化民間の取組事例集 令和4年4月掲載
・熊本赤十字病院と被災地のトイレ環境改善のため共同開発

※詳しくは、ニシム電子工業トワイレサイトを参照
 http://www.nishimu-products.jp/towailet

トワイレ+キャッチコピー
トワイレ+キャッチコピー

仕様

TOWAILET 標準2室タイプ 
項目 仕様
トイレ室タイプ 2室 様式大便器
(それぞれ男性用、女性用、男女兼用から選択可能)
処理方法 微生物分解処理+フィルター処理
処理能力 し尿浄化能力:100回/日
し尿蓄積能力:約1000回[320ℓ]分
300回/日連続3日程度までのし尿を受入可能
1回あたりの処理水量 6ℓ
本体質量 2.6 t
初期投入水量 2.4t(㎥)
使用状態質量 5.0 t
トイレ内寸法 W1,240 × D900 × H2,040 mm
外形寸法 W5,000 × D2,150 × H2,250 mm
電源システム 太陽光パネル出力 約1.28kW(320W×4枚)
リチウムイオン電池容量 13.2kWh(不日照動作72時間※)
※満充電で50回/日程度利用した場合の動作時間
消費電力 100~600W(ポンプ等の稼働により変動)
設置区分 屋外
周囲温度環境(推奨) 0℃~40℃(処理水が凍結しない温度)
システムメンテナンス 年1回程度の定期点検
※定期点検はポンプ等の稼働整備、制御および電源盤、浄化システムの点検など
※利用人数が多い場合、2,3カ月に1回程度の処理水量の調整(一部引抜き)が必要。
※日常の定期的な清掃、トイレットペーパーなどの消耗品の補充は別途必要。

紹介動画

紹介パンフレット

耐用年数、工期、メンテナンス費用等

・本体の耐用年数:10年
 ※定期部品(ポンプ、電池等)交換は必要
 ※交換時期は部品毎
・納期:3~6ヵ月程度
・年1回の定期点検(12カ月点検×1回、4カ月点検×2回)
・主に、ポンプ等の稼働設備、制御および電源盤、浄化システムの点検
・トラブルシューティング等のお問合せ対応を含め年間60~100万円程度
 費用は内容により変動、販売店(伊藤忠商事)とのご相談

おすすめポイント

【もしもの時でも、もう困らない きれいで快適な自己処理型水洗トイレ】
 ・水洗・きれい・快適で臭わない
 ・電源・水道が不要
 ・トイレ管理の省力化

強み

【強み】
●槽埋設工事、配管工事不要。4tトラックで移設が可能。
●太陽光パネルと蓄電池を搭載し、商用電源がなくても運用が可能。
●浄化装置を搭載。2.4tの水でし尿を処理し洗浄水を再利用。汲取り頻度を低減。
●上下水インフラがない環境でも、水洗トイレの利用が可能。
●衛生的できれいなトイレ設備を提供。
 ※国土交通省 快適トイレ標準仕様準拠(快適トイレ認定取得)
   https://www.mlit.go.jp/common/001140808.pdf
●国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)登録 [登録番号:QS-200064-A]
●内閣官房 国土強靭化民間の取組事例集 令和4年4月掲載[№023]
    https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/r4_minkan/index.html
 

お客さまの声

(事例1)
災害の復旧支援での利用者の声(西日本豪雨による被災地の病院関係者など)
「仮設トイレのように外に音が漏れないので、安心して利用できる」、
「とてもきれいで使いやすく、ストレスなく使えました」、
「突然の腹痛で利用させて頂きました。状況が切迫していることもあった為、完全個室にて周りを気にせず利用でき、とてもありがたかったです。広さも丁度よいと感じました」

(事例2)
屋外レジャーでの管理者の声(滋賀県東近江市黄和田キャンプ場)
「利用者さんのマナーも良くなった気がした。設置したことで、客が増えた気がする。本当にありがとう。」

利用者の声
「本当に綺麗すぎてずっとトイレを置いておいて欲しいです。」
「こういう循環式のトイレがもっと普及されたらいいなと思います。
環境に優しくあれるのは自然が好きなものとして気持ち的にいいです。」

おすすめのお客さま

・災害対策を検討している自治体(公園、湾岸・河川、学校、病院、避難所等)
・BCP対策検討企業のお客さま、その他企業(ゴルフ場、ゼネコン(長期トンネル工事など))
・ライフライン未整備地域(山岳部、島嶼部など)
・その他(世界遺産、観光地、レジャー施設、キャンプ場など)

Q&A

【1.仕組み】

Q

「自己処理型」トイレって?

A

水道・電気などのインフラに頼らず、排泄物をトワイレ内で分解・処理する独自技術を持っている環境にやさしいトイレです

Q

どうしてにおいがしないの?

A

水洗トイレで洗浄に使う水は、微生物による浄化処理技術によって無臭に処理されます。

Q

どうして汲取り頻度が減少するの?

A

排泄物は細かく粉砕され、微生物によって分解・処理される為です。

Q

どうして水道・電気がいらないの?

A

微生物が浄化処理を行った水を洗浄水として再利用する為、水道はいりません。また、太陽光発電とリチウム電池で独立して運転することができる為、電気もいりません。

Q

1日何人(回)利用できるの?

A

設計容量的には、災害時に1日300回×3日程度衛生的な水でご利用できる設計になっています。平時は1日100回程度を推奨します。

Q

シーズンオフ期間に利用しないとどうなるの?

A

一定期間利用がない時は、微生物は休眠状態で生息しています。再度利用した時に再び活性化していきます。また、処理水が不足するため、補水が必要となります。

Q

水が氷る環境(寒冷地)で利用できるの?

A

配管などに断熱シートを巻きつけたり、ヒーターを実装したりなど、寒冷対策をすることでご利用できます。ただし、別途、商用電源が必要になります。

Q

遠隔で何が管理できるの?

A

トイレの稼働状態をPCやタブレットから、常時確認できます。具体的には、利用人数の管理、設備故障の検知、および緊急呼出し通知などが行えます。

【2.設置について】

Q

どうやって運搬、設置するの?

A

4tトラックにのせて移動し、平坦な場所に設置できます。設置後、配管工事などは不要で、水を入れるだけで利用できます。

【3.維持管理について】

Q

メンテナンスは必要なの?

A

年1回程度のシステムメンテナンス(水質検査などの保守点検)が必要です。ただし、日常の定期的な清掃、トイレットペーパーなど消耗品の補充は都度必要です。

Q

手洗いの水はどうしているの?

A

人が直接触れる水のため、装備されていません。別に設置していただくか、除菌シートなどでの対応をお願いしています。

Q

清掃では何に気をつければいいの?

A

トイレ用の強力な洗剤は微生物に影響があるため、使用できません。流せる除菌シートなど、トイレットペーパー以外のものは流さないように気をつけてください。

【4.その他】

Q

TOWAILET(トワイレ) 名前の由来は?

A

永久(とわ)のトイレ、永遠に循環するトイレという意味を込めて、またフランス語で化粧室を示すtoilette(トワイレット)に由来しています。

リース

販売店(伊藤忠商事)提携のリース会社にて対応可能
※お客様指定のリース会社については要相談。

導入後のメリット

・トイレ室の利用状況を把握できることで、メンテナンスにかかる人手や費用のコストダウン
・臭いがなくなり、きれいで環境に優しい
・災害時の過酷なトイレ環境を改善し、健康2次被害防止、感染症対策、ストレス緩和(メンタルケア)に貢献
・上下水道、電源などのライフラインが未整備な場所でのトイレ環境の改善
 例)山岳部、湾岸部、河川敷、離島での観光地、レジャー施設
・非常災害用の備蓄水洗トイレ、避難所等のトイレ環境の改善
 例)防災拠点、指定避難所、公園へ災害発生時に移設して利用
   平常時は、別の場所で予備のトイレとして普段使いして頂く